今、私たちは、全国の学校が休校になるなど、今までに経験したことのない緊急事態を経験しています。
日本だけでなく、世界が共通の恐怖に直面しています。
実際、感染が阻止できなかったとしたら、大変なことになると思います。
ガイアの法則の中でふれたように、歴史には、1611年の1/16リズムが存在します。
人類の洗礼的現象は、このリズムで現れることが多いのです。
現在の2020年から、この1611/16年前を計算すると1919年になります。
この1919年は、まさに人類の洗礼的体験の年でした。
この年、世界には、恐怖の出来事が発生していました。
それは、死者数1億、全人類の1/3が感染したともいわれるスペイン風邪です。
1年の誤差もなく、周期リズムは、この周期の年である今年、同じく正体不明確な感染病の世界的感染をもたらしています。
この現象は、歴史的周期の力が関与していると考えられますので、かつてに近い状況に引き込む力が働きます。最善を尽くす必要があると思います。
しかし、この前回の周期において、注目すべき点があります。
それは、第一次世界大戦が、実質、このスペイン風邪の影響により終結に向かったことです。
各国の兵士が感染し、戦うどころではなくなってしまったからです。
人間にはマイナスにしか見えない自然界の猛威によって、人間の戦いが強制的に阻止されたのです。
近年、日本は、中国、韓国などと、今までにない関係の悪化に進んでいます。
世界全体が、戦後最も悪化した関係性へと進んでいます。
しかし今、この感染によって、各国は同じ一つの緊急優先課題に直面しています。
この感染の打破のために各国が手を取り合えば、現在の悪関係が解けてゆく可能性もあるでしょう。
そうでなくても、共通課題は、無意識レベルで人と人、人間集団と人間集団を結束させます。
マイナスの事象は、その裏にプラスの力を隠し持っています。
この苦難が、人間社会の平和に結びつきますように。